創造とタイムリーな行動--一般社団法人日本雷保護システム工業会
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6th Asian Lightning Protection Forum 概要報告

一般社団法人 日本雷保護システム工業会(JLPA)
専務理事 三木常一

1.まえがき
アジア雷保護フォーラム(以下、ALPFと言う)は、アジア地域を対象に、広い視野での雷保護についての情報交換(規格を含む)並びに雷保護技術の向上及び関連産業の発展を目的とするフォーラムで、日本が提案し中国、韓国の賛同の下に、その設立総会が2002年10月に中国、北京において開催された。以後、毎年1回、日中韓3カ国が順次に主催国となりALPFを開催している。
今回、わが国は第3回ALPF(2005年10月に東京で開催した)に引き続き第6回ALPFの主催国となり横浜において2009年4月、多くの関係者の参加を得て内容の充実したALPFを開催することができた。その概要について本レポートで紹介する。

2.Forum開催日
2009年4月15日(水曜日)〜18日(土曜日)の4日間を以下のScheduleで進行した。

 

午前

午後

4月15日:水曜

 

1).日中韓の代表者会議 2) Welcome Reception

4月16日:木曜

1)技術論文発表:終日 2)ALPF開会式 3) Banquet

4月17日:金曜

1)技術論文発表:終日 2)ALPF閉会式 3)3カ国代表者会議 4) Good-bye party

4月18日:土曜

Technical tour アサヒビール神奈川工場他

3.Forum開催会場
 Mielparque Yokohama (メルパルク横浜)
 所在地:横浜市中区山下町16
*会場は、開港150年を迎える横浜市を代表する山下公園に隣接した素晴らしい環境下にある。

Forum会場のロビー Technical Presentation会場

4.6th ALPF 運営組織
6th ALPFの開催は、以下の運営組織により計画 立案のうえ諸準備を進め開催業務に万全を期した。

主催:IEC TC81日本国内委員会
協賛: @ 一般社団法人日本雷保護システム工業会
A 社団法人 電気設備学会
ALPF開催実務担当は以下のとおりである。

ALPF日本国内委員会
(ALPF Japanese Committee)
委員長 横山 茂:(財)電力中央研究所首席研究員

a.実行委員会:TC81日本国内委員会委員を主とする20名にて構成し主要案件を決定した。
b.論文委員会:雷保護技術者6名で構成し提出された論文の査読及びその発表を統括した。
c.幹事会:各分野の代表17名で構成しフォーラム開催実務(諸準備及び会場設営他)全般を担当し運営した。

5.参加国(参加者数)                         
6th ALPFに参加した国及び参加人数は以下のとおりである。

   参 加 国

  参加者人数

 

  1. 外 国

 外国人39

China中国関係     

   25名 [ 8 ]

2

Korea 韓国

   11名 [ 16 ]

3

Australia (新参加)

    1

4

Malaysia

    1

5

Singapore (新参加) 

    1

 

 

 

6

(2) Japan 日本

日本人 161 [63]

 

 

合計200 [ 87名]

(1)[ ]内の数字は2005 年10月に東京で開催した第3回ALPFの参加者数である。
(2) 参加者=Registration手続をした参加者

   


実行委員会が計画した6th ALPF参加者数は以下のとおりであった。
(1)外国人参加者予定: 40名:実績 39参加
(2)日本人参加者予定:135名:実績161 〃

6th ALPF開催情報をHome pageに開示する等,広報活動を積極的に行った結果、ALPF開催意義の賛同を得て予定を上回る多くの雷保護実務関係者、研究者また学識経験者が参加された。

6.Technical Presentation 論文発表
雷保護に関連する研究、実務経験また提案など 多くの論文が発表され活発な討論が行われた。
その概要を以下に示す。

a. 提出された国別の論文件数

China 中国 :論文提出数 31件 [10]
Korea韓国   〃 4件 [ 5 ]
Japan日本   〃 45件 [10]
Malaysia   〃 1件  
    提出計 81件 [25]
注」[ ]内数字は第3回ALPFの論文件数

.テーマごとの論文件数

  

Oralで発表された論文テーマとその件数を以下に示す。

@4月16日に発表された論文 28件

 

 論文テーマ(Session)

発表件数

A

Lightning parameters related To lightning protection 関連

10

B

Topics

4

C

Other miscellaneous matters on lightning protection 関連

14


A417に発表された論文 53件

 

 論文テーマ(Session)

発表件数

D

Lightning attachment 関連 

8

E

Lightning down-conductors And earthing 関連

19

F

Surge protective devices ( SPDs) 関連 

15

G

Internal lightning protection

11

 論文発表件数が多く1件当りの発表時間は、質疑応答を含めて11分+1分(交代準備)計12分であった。
  また、4月17日の論文発表は53件と多く2ヶ所の発表会場を設定して対応した。


7.雷保護製品類の展示会場 
雷サージ防護機器などの展示会場が発表会場と同じフロアーにあり多くの雷保護関係者が来場した。
出展会社は以下の6社である。
株式会社 イーユーテック
*音羽電機工業株式会社
株式会社 白山製作所
*株式会社 サンコーシヤ
*株式会社 昭 電
株式会社 ホクデン
参考」2005年第3回ALPFの場合には、 
*印3社が出展した。

8.表 彰Commendation
4月17日のClosing Ceremonyにおいて次の表彰が行われた。

a優秀論文賞              

提出された論文81件の内から、日本3件中国2件、韓国1件、計6件の論文に優秀論文賞が授与された。日本人受賞者は下表。

論文No.

発表者名

企業・団体名

G-02

内田Hajime  

大成建設・サンコーシヤ

A-04

高橋Akihisa

電力中央研究所・中国電力

C-06

倉本 Shoichi

NTTエネルギー環境システム研究所


b.
Distinguished contribution for ALPF 賞

     日中韓3カ国代表の協議によりALPFの設立を企画・提案した三木氏が受賞した。


9.次回
7ALPF 開催予定
次回よりALPFは2年ごとの開催となる。 第7回ALPF開催予定は以下のとおりである。
主催国:China 中国
開催日:2011年10月予定
開催地:中国・杭州予定

@7thALPF: Scientific committee meeting (予備委員会)が2010年4月に北京で開催するEMC会議にあわせて開催される予定である。
AALPF名称の発展的改称
中国から申入れがあり協議の結果、次回より
「Asia-Pacific Symposium on Lightning Protection 」 に 改称される(予定である)。

10 .ALPF日本委員会の基本方針 
10年後には、東アジアが世界の雷保護をリードすることを想定して以下の基本方針に基づき活動する。

  @ALPFの開催・運営仕様=順次にICLP(国際雷保護会議)など他の国際会議の方式を参考に整備し、近い将来、ALPFは規模的にはICLPに比肩でき、内容的には実務重視のALPFの特徴の具現化を図りながら海外に働きかけ積極的に行動する。

A日本でのALPF開催:2011年は中国・2013年は韓国・2015は日本=6年先となる。今後のALPF開催については、可能な限り@の目標及び6年先をイメージしながら担当委員の人選を図り、業務運営に努める。

11.むすび
ALPFに提出された論文数は,2005年に開催した第3回ALPFでは25件、そして今回第6回ALPFでは81件である。この論文件数の増加はIT技術の進歩に比例して雷保護対策の必要性が認識されている証左の一つと言える。 今後、進化するIT社会の安全を雷の脅威より保護するためには雷保護対策の基礎である“LPS”の実務具体化及び普及を図ることがALPFの使命の一つと思考する。

 

 
Forum会場のロビー Technical Presentation会場

 

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